健康レシピ
健康レシピ 2024年10月号
音更町の特産 大豆 「音更大袖振大豆」
おいしさと栄養を兼ね備えた「音更大袖振大豆」をご賞味ください
音更町は北海道の東部、十勝平野のほぼ中央にあり、総面積の約半分を耕地が占めています。音更川をはじめ大小数多くの川が流れており、農作物の育成に適した、道内でも屈指の穀倉地帯となっています。気候は寒暖差が大きく、年間を通じて晴天の日が多い”十勝晴れ”に恵まれた住みやすい町です。
基幹産業は農業で、小麦、大豆は作付面積、収穫量ともに日本最大級です。他にも、人参、てん菜、ブロッコリー、馬鈴薯、畜産等も全国的に大きな生産シェアを占めています。
中でも、大豆は、収穫量日本一であり、音更町で生まれた「音更大袖振大豆」は、他の品種より風味が良く、大粒で上品な味わいが特徴ですが、栽培が難しいため、収穫量が少ない品種でもあります。「音更大袖振大豆」は、栄養価が優れ、発がん抑制作用があるイソフラボンが他の大豆に比べ約2倍の含量があるほか、眼を守る働きがあるルテイン、抗がん作用があるサポニンが含まれており、私たちの健康を支える機能性成分が豊富な食品です。
主にお菓子の原料や豆腐等の加工品に使用されており、音更大袖振大豆のきなこで作った「きなこねじり」は、音更町のふるさと納税返礼品でも大変人気の商品です。
今回は、家庭でも手軽に作れる「簡単手作り味噌」と、「オール音更産の野菜たっぷり呉汁」のレシピをご紹介します。
調理にあたり、ふれあい交流館の橋本技術アドバイザーにご協力をいただきました。
レシピ・文 健康推進課 管理栄養士 小瀬菜美子
簡単手作り味噌
◆材料(1.6㎏分)
音更大袖振大豆(乾燥)……400g
米こうじ………………………400g
食塩……………………………200g
大豆の煮汁……………………30~80ml
◆用意するもの
ジッパー付き保存袋(Mサイズ2枚)
アルコール消毒液
キッチンペーパー
ゴム手袋
フードプロセッサー(大豆をつぶせるもの)
◆作り方
① 大豆を洗って、3~4倍の水に一晩つける。
② 大豆が指でつぶせるまで柔らかく煮る。
③ 米こうじと塩を混ぜ合わせる。
④ 柔らかくなった大豆と煮汁を分ける。大豆は、フードプロセッサーでつぶす。大豆と煮汁は人肌程度まで冷ます。
⑤ ゴム手袋をはいた手でジッパー付き保存袋の閉じ口をキッチンペーパーを使って、アルコールで消毒する。
⑥ つぶした大豆と米こうじ、塩、煮汁を加えて混ぜる。
⑦ 空気を抜いて、適度な大きさに分け、ジッパー付き保存袋に入れ、閉じ口を再度アルコール消毒し閉じる。
⑧ 新聞紙等で覆い、光が当たらない涼しい場所に保管する。
※早ければ、半年後から食べられます。
栄養成分 大さじ1(約18g) |
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エネルギー31kcal、たんぱく質1.8g、脂質0.9g 炭水化物4.0g、食物繊維0.8g、食塩相当量2.2g ※味噌の塩分濃度15% |
オール音更産の野菜たっぷり呉汁
◆材料(4人分)
音更大袖振大豆(乾燥)…80g
人参…………………………1/2本(80g)
大根…………………………2cm輪切り(80g)
かぼちゃ……………………1/12(80g)
小松菜………………………1/2株(20g)
長ネギ………………………1/4本(40g)
小揚げ………………………1枚(12g)
味噌…………………………大さじ3(55g)
水……………………………600ml
◆作り方
① 大豆を洗って3~4倍の水に一晩つける。
② 大根、人参はいちょう切り、かぼちゃは1cmの一口大、長ネギは斜め切り、小松菜は2cmに切る。小揚げは短冊切りにする。
③ ①をミキサーで粗くつぶす。
④ 大根、人参、小揚げ、③と水を鍋に入れて、火にかける。
⑤ 野菜が柔らかくなったら、かぼちゃを加える。
⑥ 大豆が指でつぶせる柔らかさになったら、味噌で味を整える。
⑦ 長ネギ、小松菜を加えて、ひと煮立ちさせ、完成。
栄養成分(1人分) |
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エネルギー151kcal、たんぱく質9.3g、脂質5.6g 炭水化物16.6g、食物繊維5.3g、食塩相当量1.6g ※味噌量は全体量に対して0.7%濃度で計算。 |
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